気球に乗って大空を歩く

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FXという言葉が一般的になり、FX取引や、FX預金など、FXを利用した資金運用をしている人も多くなった現在ですが、まだFXなど一切なかった時代のお話です。

まだ紀元前数千年前、その頃の世の中は悪で満ち溢れ、暴力・詐欺・淫行・浮かれ騒ぎなど人々はそのときだけの快楽や欲望を追い求めるという生活を繰り返していました。

そのような世の中に対し神からの警告を宣明する役割をつかさどったのが、かの有名なノアという男でした。

なぜ、彼に白羽の矢が立ったのでしょうか？

それは彼がその悪い世にあっても正しい生き方をしていたからです。

そして、ノアは神から与えられた使命には言われたとおりの大きさ・方法・材料で箱舟を作ることでした。

当時は造船技術などというものは皆無に等しかったため、人の手だけで大きな箱舟を作るということは本当に大変な仕事だったようです。

ノアは自分の３人の息子たちである、セム、ハム、ヤペテとそれぞれの妻、そして自分の妻の８人でこの箱舟造りに挑みました。

周りの人々からは「海もないのに何で船なんか造ってるんだ？」とあざ笑われましたが、ノアはひたすら忠実に作業を続け、何と４０年の歳月をかけ、箱舟を完成させました。

その後、箱舟にあらゆる種類の生き物とともに箱舟に入り、大洪水を生き延びたのは言うまでもないことです。